教育ローンに関してですが、証書貸付型の教育ローンならば申込みをして融資が実行されるまでに少し時間がかかります。また、金融機関が営業していない日には融資はおこなわれませんので、すぐにお金が必要という場合には困ってしまいます。今回は消費者金融業者の提供するカードローンを教育ローンとして利用することができるのか紹介します。
カードローンを教育ローンに利用することができるのか?
教育ローンに関しては、子供の教育資金に関するローンに使用用途を限定するローンです。教育目的であれば、例えば、1人暮らしの家賃、生活費、敷金や礼金に充てることも認めている金融機関もあります。これは、金融機関によって異なり、学費のみしか認めていない金融機関もありますので、教育ローンの借入を考えている場合は事前に情報を収取することが大切になります。
教育ローンは、用途が限定されているので、金利などは他のローンと比較をしても低金利となっています。また、返済期間も長く元金据置返済のような特殊な返済方法を認めているのも、教育ローンの特徴の1つです。
一方、カードローンですが、これは消費者金融業者の提供するカードローンと銀行が提供するカードローンの2種類に大別することが出来ます。ただ、どちらとも使用用途を限定しないローンであるというのが特徴でしょう。
また、融資可能枠内ならば何度でも借入をすることができるのも、特徴の1つであるといえます。つまり、必要になった都度、お金を借りることができるわけです。
さらに、教育ローンと比較をすると審査が比較的簡単です。安定した収入があれば、年収の3分の1までには限定されますが、お金を借りることが出来ます。銀行系のカードローンに関しては、総量規制の対象ではありませんので、年収の3分の1という縛りはありません。
そして、カードローンは使用用途を限定していませんので、教育ローンのように利用することが可能です。子供の家賃、生活費、資金や礼金などにカードローンで借り入れたお金を利用しても全く問題がありません。どのようなことに利用しても、カードローンに関しても問題がありません。
カードローンは教育ローンの補助が理想的
教育ローンに関しても、今まで子供のために貯めてきた教育資金の補助として利用するのが理想的な利用方法になります。
すべての教育資金を教育ローンで賄おうとした場合、返済が困難になるケースがありますので、今まで貯金してきた教育資金の足りない部分を教育ローンで補てんするというのが、負担が少なくなるので非常に有効です。
しかし、教育ローンを利用してもまだ教育資金が足りない場合、また急にお金が必要になったときに、教育ローンにプラスして、カードローンを利用するというのがいいでしょう。カードローンは最後の手段です。
逆に、教育ローンよりも先にカードローンを利用してしまいますと、教育ローンの審査に通過しなくなるケースがあります。教育ローンの審査の1つの目安として、カードローンを同時に2社以上利用していないなどがあります。
また、カードローンを利用して、滞納などしてしまった場合、信用情報に傷が残りますので、カードローンは教育ローンの補助として利用するのが理想的であるといえます。
まとめ
教育ローンに関しては、使用用途を教育資金に限定したものです。使用用途が限定されていますので、その分、金利が低くなっていますし、子供が在学中は元金据置返済という元金の返済を猶予し利息のみを返済する返済方法も認めています。
一方、カードローンは使用用途を限定していませんので、教育資金に利用したり、車を購入するために利用したりすることもできます。その分、金利は高くなりますが教育ローンよりも簡単に審査を通過することが出来ます。
しかし、カードローンを過度に利用していますと、教育ローンの審査に通りにくくなる可能性がありますので、注意して利用しましょう。