現在、ある程度のやる気があれば、誰でも大学などへ入学することが可能です。そのため、学歴の最低ラインが大卒となっており、それ以下の場合、工業高校や商業高校などでなければ就職が困難となります。保護者としては、子供がどのような進路を選択しても問題がないように万全の備えをしておきたいのですが、そのような保護者が利用するとメリットがあるものが「学資保険」という制度です。今回は学資保険について説明をします。

大学への進学が当たり前の時代

現在、大学受験を受ければ有名大学校は無理でも、Fランク大学と呼ばれる大学校へ入学することは可能です。大学の数が増えすぎてしまい、無名の大学の多くは定員割れをしているのが現状ですから、普通に高校に通い勉強をしていれば、大学生になれる時代になっています。

そのため、就職においても大学卒業という学歴は、当たり前のように存在しています。そのため、子供の将来の選択肢を増やすために保護者としては教育資金を貯めていて損はありません。

そのような保護者にメリットのあるものが「学資保険」です。この学資保険を利用することで、大学に進学することを子供が選んだときに、教育ローンなどを慌てて借りて回る必要もなくなります。

学資保険は、教育ローンとは真逆のものであり、もし保護者や子供に万が一のことがあった場合にも、利用することができるものなので、利用していて損はないといえます。

学資保険とは?

学資保険とは、子供の教育費用に掛かるお金を補助することを目的とした保険です。契約した保険料をきちんと支払うことで、事前に設定していた時期に給付金としてまとまったお金を一括して受け取ることができる保険です。

契約時に決めた子供の年齢にあわせて、学資保険から給付金を受け取ることができます。満期学資金の他に成長祝い金といったものとしても保険金を受け取ることができます。

学資保険が優れている点

そして、この学資保険が優れている点として、保護者もしくは子供に万が一のことが起こったとき、生命保険と同様に死亡保険金が給付されますし、病気やケガをしたときは治療にかかる費用の給付金が、この学資保険からおります。

しかも、契約者が死亡した場合、それ以降の保険料は免除されるシステムになっており、その上、育英年金といって保険契約者が死亡した日から保険期満了まで被保険者に給付金が支払われるという商品もあります。

保護者に何かあったとき

もし、保護者つまり契約者に何かあった場合、学資保険は契約続行のまま、以降の保険料の払い込みは免除されます。また、子供に育英年金が支払われます。

子供に何かあったとき

もし、子供つまり被保険者の方に何かあった場合、病気やケガは入院費の負担などを学資保険にてカバーすることができます。また、子供が死亡した場合には既払込保険料が返金されます。

まとめ

現在、大学進学があたりまえの時代になっています。そのため、子供が小さいときからどのような進路を選択しても困らないように、保護者は子供のために資金を貯める必要があります。そのような保護者向けに「学資保険」というものがあります。

学資保険の契約を結び、保険料を支払っていれば、子供の成長にあわせて成長祝い金などが給付されるほか、保険満了になった場合、教育資金が満期保険金が給付されます。

しかも、生命保険のように利用することもできるので、保護者になにかあった場合、子供に何かあった場合、たとえばケガや病気などの際には学資保険で負担をカバーすることができます。また、保護者が死亡した場合、子供に育英年金が支払われます。逆に子供が死亡したら既払保険料が返金されますので、損がありません。