教育ローンを利用するうえで複数のリスクがあることを知っておかねばなりません。教育ローンもローンの1つなのですから、利息を上乗せして返済をしていかなければなりません。よくよく考えずに教育ローンを選んでしまいますと、返済をすることができず、困ってしまうことになります。教育ローンを利用する上でのリスクについて今回は考えていきましょう。
教育ローンを利用で考えられるリスク
教育ローンとはいいましても、ローンの一つです。つまり、金利、保証料、繰り上げ返済手数料など借りたら返すまでには様々な費用が発生します。
教育ローンを取り扱う機関に関しては、日本政策金融公庫のみならず、銀行や信用金庫、信用組合、さらにはJAやろうきんなどがあります。教育ローンを取り扱う機関が多いということは、教育ローンの需要が非常に高いからです。
そのため、これらの金融機関の間でも少しでも契約を獲得するために、あらゆる金融機関の競争は激化の一途をたどっています。様々な金融商品を考え、広告を行い、どのようにして契約者を増やすかなどあらゆる手段をとっています。
そのため、実質的にお得なキャンペーンを行っている金融機関もあれば、中には一見すると低金利であり、説明の方法や広告でとても低金利をうたっているのに実際のところは、他の教育ローンの金利と変わらないということがあります。
教育ローンも住宅ローンやマイカーローンのように、安易に融資してくれる金融機関を決めるのではなく、複数の金融機関を比較検討することが、教育ローンで損をしない賢い選択をするための第一歩になるのです。
借り換えをすることも現在では可能ですが、実際に融資を受けてから損をしていることに気が付いても遅いのです。
損をしないために
教育ローンの融資を受けてから完済すまでのことをすべて考えて、有利な条件なのか不利な条件なのかを考える必要があります。融資から完済までトータルで考えて、最終的に損がないかということを考えるのが重要です。
そのためには、前述のお得なキャンペーンなどの言葉に踊らされないようにするのが重要になってきます。キャンペーンなどの言葉につられて金利の安そうなローンに手をだしてしまう前に、よく検討する必要があるのです。
また、前々から準備をして情報収集を行っていませんと、どうしても急に資金が必要となったりしますとどうしても、安易な表面的には安く見えるキャンペーンに手を出して痛い目を見る可能性があります。
合格から入学金納付までの期間が短く、さらに同じように審査の申し込みが殺到する時期なので、ゆっくりと比較検討をする時間もない場合も、やはりキャンペーンなどに踊らされる可能性があります。
返済と返済期間のリスク
教育ローンを取り扱う金融機関はとても多く、子供のいる家庭ならば利用を検討するケースが多くなります。そして一番多いパターンが、住宅ローンと教育ローンの2つのローンを抱えている世帯が非常に多くなります。
収入額が固定されている場合、住宅ローンと教育ローンを長期で借りるとなると、完済までの期間は出費が増加するので、当然ですが負担が増えます。
住宅ローンと教育ローンの場合、固定金利のほうが多いとは思いますが、変動金利の場合、利息が変動するリスクがあります。また月々の返済金額を減らしてしまえば、返済期間は長期間になり、そのうえ、総支払額も多くなるリスクというのも存在します。
住宅ローンを抱える家庭に関しては、毎月の返済額と支払い期間には注意をして教育ローンを借りるようにすれば、教育ローンを利用して損をする可能性は低くなります。
まとめ
教育ローンの申し込みの際のリスクとして、一見すると低金利だけれど実際のところはそんなことはないという教育ローンを利用しないようにすることです。教育ローンもローンの一つの種類なのですから、融資から完済までのことを考えて、どのような金融機関がいいのか見当をする必要があります。
時間がなかったり、よくよく考えずに契約を結んでしまった場合、損をしていることに気づいても後の祭りとなってしまいます。