教育ローンには、国の教育ローンの他に、民間の教育ローンも存在します。民間の教育ローンは銀行、労働金庫、ノンバンクなどが扱っており、それぞれ特徴があります。今回は民間の教育ローンについて概要を紹介していきます。
民間の教育ローンについて
民間の教育ローンとは、その名の通り、公的機関が行う教育ローンではなく、民間の銀行、労働金庫、ノンバンクなどが取り扱いを行なっている教育ローンのことです。
利用する場所によって、無担保のものや有担保のものなど、様々な種類があるのが特徴的です。
当然ですが無担保と比較をすると有担保ローンの方が低金利ですし、さらに融資金額の限度額が大きくなります。有担保の方が信頼度は高くなるのですから、この辺は当然なのでしょうか。
民間の教育ローンの金利
金利に関しても利用する場所によって、固定金利もしくは変動金利となるタイプもあります。固定金利というのは金利が変動しないのですが、変動金利というのは金融市場の状況によって金利が変動するというものです。
さらに、これは民間の教育ローンならではだと考えられるのですが、取引内容に応じて金利の優遇措置があったりします。さらに国の教育ローンでは、返済する人物は保護者に限定されるのですが、民間の教育ローンの場合はプランによって、卒業した子供に返済する義務をバトンタッチすることのできる返済方式を採用している場所もあります。
本当に、民間の教育ローンは金融機関やローン商品ごとによって商品の性質などが全く異なってくるのです。
民間の教育ローンの特徴
民間の教育ローンの特徴としては、奨学金や国の教育ローンとは大きく異なり、親にきちんと返済能力があるのか、その点を重要視しています。
さらに、借入の上限額が高めに設定されているという特徴も見逃すことはできません。さらに、融資までのスピードが迅速であるという点も優れています。
しかも、金利優遇キャンペーンなどを行なうことがありますので、期間限定ではありますが、無利子で融資を受けることが出来るサービスもあります。もちろん、期間が過ぎれば利子が発生します。
受験シーズンごとに魅力的なキャンペーンを行ないますので情報収集をすることで、有利な条件で教育ローンを利用することも可能です。
民間の教育ローンと所得制限
なにより、奨学金や国の教育ローンは、利用するためには所得制限があります。この所得制限に引っかかった人は、奨学金も国の教育ローンも利用することが難しくなります。逆に民間の教育ローンでは歓迎されますので、民間の教育ローンに目を向けた方が有意義なこともあります。
ただ、基本的には国の教育ローンと民間の教育ローンの申込みは同時におこなった方がいいでしょう。選択肢が多いに越したことはありません。
まとめ
民間の教育ローンは、銀行、労働金庫、ノンバンクなど様々な金融機関が提供するローン商品です。
金融機関ごとにサービス、金利、金利体系も異なってきますので、幅広く情報を収集することで、有利な教育ローンを組むことができる可能性が高くなります。
また、国の教育ローンや奨学金には、所得制限がありますが、民間の教育ローンにはそのようなものはありませんので、誰でも利用することが出来るのです。