目次
教育ローンには国の教育ローンと民間の教育ローンの2種類があります。国の教育ローンの方が低金利であり、審査が厳しくなるのですが、そのほかにはどのような違いがあるのか紹介をしていきます。両方の教育ローンについて調べ、より有利な方を利用するのをおすすめします。
国の教育ローンと民間の教育ローン
国の教育ローンとは、日本政策金融公庫が行っている教育ローンです。特徴としては、低金利ではあるものの、審査が厳しくなかなか利用するのが難しい教育ローンです。
一方、民間の教育ローンは、JAバンク、三菱UFJ銀行、みずほ銀行などの都市型銀行から地方銀行、さらに労働金庫、信用金庫、保険会社などがおこなう教育ローンです。
民間の教育ローンは、国の教育ローンと比較をしてしまえば、金利が高くなる傾向があるものの、審査のハードルは低く、仮審査などもできますので、国の教育ローンよりも利用しやすいという特徴があります。
さらに、国の教育ローンにはないキャンペーンなどを定期的に行いますので、うまく情報を集めて利用することで、場合によっては国の教育ローンよりも有利にローンを組むことが出来る可能性もあります。
民間の教育ローンの特徴
幼稚園から利用できる
国の教育ローンですが、融資の対象が厳密に決められており、高校生以上でなければ利用することができません。
しかし、民間の教育ローンは融資金額や条件などは、もちろん金融機関ごとに全く異なるのですが、大きな特徴として幼稚園や小学校からでも利用することができるというところが多いです。
私立の幼稚園、私立の小学校などを考える場合、民間の教育ローンは優れていると言わざるをえません。
社会人でも利用が出来る
国の教育ローンは、学生しか利用することができません。教育ローンなので、当然といえば当然です。
しかし、民間の教育ローンは社会人でも利用することが出来ます。社会人でも利用できるとはどういうことかといいますと、例えば、社会人でスキルアップのために資格学校へ通う方もいると思われます。
そのような、資格学校への通う資金を教育ローンとして支払いを認める金融機関も存在しています。
融資金額が大きい
国の教育ローンの場合、1人最大で300万円まで借りることができます。元金を返してしまえば、300万円という条件の中で何回でも利用することができますが、最大300万円借りた場合、それ以上借りることはできません。
一方、民間の教育ローンの場合ですが、これも金融機関ごとに異なるのですが、最大で500万円まで利用することが出来ます。場所によっては1000万円融資が可能というところもあります。
医学部へ進学する場合、国の教育ローンでは、限界があるといえます。
融資審査のスピードが迅速
国の教育ローンの場合、審査に10に前後かかります。
一方、民間の教育ローンの場合の審査は、最短で1日、一般的には1週間程度で融資結果が出るのです。
金融機関を利用することで優遇
日ごろから利用している金融機関へ教育ローンを申込んだ場合、お得意様、というわけではありませんが、金利が優遇される可能性があります。
これは、国の教育ローンの場合ではありえない特徴といえます。
まとめ
国の教育ローンと民間の教育ローンの違いとして、大きなところでは幼稚園~社会人まで利用することができるという点です。
社会人であっても、資格学校へ通う資金として教育ローンを申込むことが出来るのです。
さらに、融資の最大額に大きな差がありますし、審査結果が出るまでの期間が極めて短いという点も異なるといえます。
そして、日ごろから利用している金融機関へ教育ローンを申込むと金利を優遇してくれる可能性があるという点です。
国の教育ローンも様々なメリットはありますが、民間の教育ローンはそれ以上のメリットを秘めていると言わざるをえません。