国の教育ローンを利用するには、審査を通らなければなりません。国の教育ローンでは、どのような審査をするのか紹介をします。
国の教育ローンのメリット
国の教育ローンは、日本政策金融公庫から融資をしてもらうものです。
メリットは、金利の安さと固定金利であるという点です。それゆえに利用者の数がもっとも多く、審査が厳しく通らないという声があります。
日本政策金融公庫の大まかな審査基準は、下記の通りです。
- 勤務の状況
- 収入(所得)の状況
- 借入の状況
- 住宅ローンや公共料金の返済・支払状況
これらから総合的に判断をされますが、詳細な情報は開示されていません。
もちろん、教育ローンなので学生の子供がいないと利用する申込みすることができません。
国の教育ローンの審査が難しいパターン
教育ローンに関しては、低金利で借りることができるので、その分、審査基準が厳しくなります。特に、使い道が限定されていないカードローンよりも審査のハードルは高くなります。
下記のような人は、国の教育ローンが難しくなります。
- カードローンを2社以上利用している
- カードローンや住宅ローンの返済を遅延したことがある
- 過去5年以内に自己破産をしたことがある
- 勤続年数が短く正社員ではない
これらのケースに該当する方は、教育ローンの審査はどうしても通りにくくなってしまいます。もし、これらのケースに該当するのであれば、教育ローンではなく別の方法を検討した方がいいかもしれません。
特に、国の教育ローンは、民間の教育ローンと比べても審査が厳しくなりますが、どちらもお金を貸すということなので、返済能力がない、信用性が低いのであれば、商売で行っている以上、融資は難しくなるといっても過言ではありません。
国の教育ローンの詳細については、必ず、教育ローンコールセンター、もしくは日本政策金融公庫の公式サイトで確認をしましょう。
審査結果が出るまで
申込んだ必要書類がそろったのちに、審査をおこないます。
審査結果は、申込み完了後、10日前後で発送されます。もちろんですが、審査の結果が必ずしも意に沿ったものとはなりませんので、注意をしてください。
審査を通過した場合、「ご融資のお知らせ(兼借用証書)」などの書類が発送されます。
融資をキャンセルする場合
融資が決定されても、何らかの事情により資金が不要になった場合、キャンセルすることが出来ます。その場合、申込みをした店舗に連絡をしてください。
また、融資金額や返済期間、元金据置の有無などの諸条件についての変更の希望がある場合も申込みをした店舗にて相談をしてください。
まとめ
国の教育ローンであっても、融資をできるかできないかを審査します。この審査ですが、やはり民間よりも厳しくなっているので、落ちやすいと言われています。
審査の詳細は不明なのですが、下記のものから総合的に判断されます。
- 勤務の状況
- 収入(所得)の状況
- 借入の状況
- 住宅ローンや公共料金の返済・支払状況
特に、ローン関係でトラブルを抱えていたら、正社員ではない場合、さらに多重債務をしている場合などは、審査を通るのが難しくなるといっていいでしょう。