国の教育ローンと民間の教育ローンの2種類が教育ローンに関してはあります。バリエーションに限っていうのであれば、民間の教育ローンの方が様々なバリエーションがありますが、金利に限って言うのであれば、国の教育ローンの方が低金利です。今回は国の教育ローンと民間の教育ローンとの違いについてみていきましょう。
国と民間の教育ローン
国の教育ローンと呼ばれているものは、日本政策金融公庫が行っている教育ローンです。この日本政策金融公庫が行っているものだけが、国の教育ローンになります。
そして、日本政策金融公庫以外が行っているものが民間の教育ローンと呼ばれるものです。
民間の教育ローンとして有名なものは、下記のものです。
- JAバンク
- 三菱UFJ銀行
- みずほ銀行など
いわゆる都市型銀行と呼ばれるものから、地方銀行まで銀行なら一通り教育ローンを行なっています。
- 労働金庫
- 信用金庫
- 保険会社など
銀行の他にも、教育ローンを取り扱っていますが、保険会社も教育ローンをおこなっているのは、意外と盲点かもしれません。
国と民間の教育ローンの金利の違い
違いに関してですが、大きな違いというものは、日本政策金融公庫の公的な国の教育ローンと比較をすると、民間の教育ローンはどうしても金利が高額になってしまうのです。
- 2016年9月現在の千葉銀行の「スーパー教育ローン」の金利は、変動金利・保証料込で「年2.20%~2.40%」です。
- 2016年9月現在の日本政策金融公庫の教育ローンでは、金利は固定金利・保証料別ですが、「年1.90%」(条件によって1.50%)です。
このように比較をすると、国の教育ローンの金利の方が低金利となっています。
金利の面からみれば、国の教育ローンに分があります。金利に関しても固定金利になっており、借りたときの金利が返済まで適用され続けます。また、母子家庭や父子家庭、世帯年収(所得)200万円(122万円)以内の方なら、年利1.50%の金利になります。
ただし、民間の教育ローンの場合、キャンペーンなどを行なうことがあり、それをうまく利用して借入を行なうと、国の教育ローンよりも優位に利用することもできるので、民間の教育ローンを利用するのであれば、多方面から情報を集めることをおすすめします。
国と民間の教育ローンの審査に関して
審査に関しては、圧倒的に民間の教育ローンの方が審査のハードルが低くなります。
日本政策金融公庫では審査の詳細は発表していませんが、民間の教育ローンと比べるとハードルが低く利用しやすいのです。もし、審査に不安があるという場合は、仮審査を設けている銀行の方が多くなります。
また、千葉銀行を例に挙げますが、窓口で仮審査を申込むことで、約2営業日で回答を得ることができます。
この仮審査に関してですが、日本政策金融公庫ではおこなっていませんので、ぶっつけ本番の審査になってしまうので、仮審査のある民間の教育ローンの方が、審査に関しては優れているといえます。
まとめ
国の教育ローンと民間の教育ローン、この2種類が教育ローンとしてあります。
国の教育ローンは、日本政策金融公庫がおこない、民間の教育ローンは都市型銀行、地方銀行、様々な金融機関、保険会社もおこなっています。
国の教育ローンと民間の教育ローンを、金利面で比較をすると国の教育ローンの方が、低金利になっています。ただ、時期やキャンペーン中に申し込むことで、国の教育ローンよりも有利に利用することができる可能性があります。
また、審査に関しても民間の教育ローンの方が優れており、仮審査などのサービスも充実しています。
利用のしやすさから比較をするのであれば、民間の教育ローンの方が利用しやすいのです。