calculation128_128教育ローンを利用した場合の返済方法に、元金据え置きと繰り上げ返済というものがあります。どちらが優れているというわけではないのですが、様々な返済方法について知っていれば、それだけ資金繰りが容易になります。今回は、教育ローンの返済方法について紹介をしていきます。

教育ローンの返済方法

一般的に教育ローンの返済は、元利均等返済というものを採用しています。

この元利均等返済とは、毎月の返済額が一定となる返済方法です。これのメリットは返済計画を立てやすいということです。元利均等返済を採用しているので、通常は融資をしてもらった金額(元金)に利息を上乗せして、毎月の返済とします。

また、元利均等返済とボーナス時に偏差額を増額する併用返済という方法もありますが、基本的には元利均等返済が採用となります。

そして、この他に下記のような返済方法があります。

  • 繰り上げ返済
  • 元金据え置き返済
  • 親子リレー返済

繰り上げ返済

元利均等返済のメリットは、返済計画が立てやすい点にありますので、予想外の収入があり、まとまったお金ができれば一括、もしくは一部繰り上げ返済を利用することができます。

この一括、もしくは一部繰り上げ返済とは返済期日を前倒して、借りている教育ローンを一気に、もしくは一部を支払ってしまうというものです。

繰り上げ返済のメリットは、将来払うはずであった利息を節約することができるという点です。残っている教育ローンの残高を一括で返済することが可能です。

同じ額の教育ローンの融資を受けていたとしても、繰り上げ返済を利用することで、返済総額を安く抑えることができます。

金融機関によって、ネットを利用して返済すると手数料が無料になるものの、窓口で繰り上げ返済をすると、繰り上げ返済の手数料が発生することが多々ありますので、融資を受けた金融機関ではどのようにしているのか、事前に調べておくと得をします。

元金据え置き返済

この返済方法は、教育機関へ通っている者が卒業するまで、元金の支払いを猶予するというものです。元金の支払いは猶予されるものの、発生する利息は支払わなければなりません。

そして、教育機関へ通っている者が卒業後に、元金と利息の返済をする返済方法であり、教育ローンの場合、融資を受けた翌月、翌々月から返済が始まりますが、お金を用意することが難しいという方が利用する返済方法です。

大学へ通っているのならば、卒業するまでの4年間、利息のみの支払いとなり、卒業後に元金と利息を返済するというのです。結果的に支払い総額が増えるのですが、在学中の返済は免除されるというメリットはあります。

親子リレー返済

教育ローンは、基本的には親が返済義務を負います。しかし、親子リレー返済を採用しての返済ですと、子供が学校を卒業して社会人として賃金を得るようになったら、教育ローンの返済義務を子供が負うようになります。

ある意味では、元金据え置き返済と似ていますので、元金据え置き返済の亜種になります。

まとめ

教育ローンの返済方法に関しては、元利均等返済かボーナス時に増額して返済をする併用返済というのが一般的です。

このほかに、下記の返済方法があります。

  • 繰り上げ返済
  • 元金据え置き返済
  • 親子リレー返済

どの返済方法を利用するかは、自身の資金繰りと相談をして、また子供と話し合って決めるのがいいでしょう。どの返済方法もメリットデメリットがありますので、確実にこの返済方法を利用すれば、利用した全員が幸せになるという返済方法はありません。